1尾でも多く釣るための数釣りのコツ
●その1● タナは底をとる
前述のように、ポイントの水深はそのポイントの地形や時期によって様々だが、釣れるタナは大抵底近くである。
ただし、わかさぎはいつも底近くにいるわけではなく、季節(水温)によって遊泳するタナも変わる。
早朝から夕方までは深場、夜釣りは浅場を狙う。 どうも水温が下がると、タナもだんだん底の方になってきて、氷の張る厳寒期については底近くを群泳する傾向にある。
釣れるタナが一定している時は数釣れる。 例えば、上の方で掛かったり、中間で掛かったり、あるいは底で掛かったりと、釣れるタナがバラバラの時はアタリが長続きしない。
だからといって、タナをその都度そのタナに持っていってもなぜかアタリは続かない。
傾向としては、天気が良い日が続いたときは上層にいるように思われる。 しかし、上層のワカサギは移動が早く、底にいるワカサギはある程度その場に居座るようだ。
結論として底近くでのアタリが続く場合は、大釣りとなることが多い。
タナを底に合わせているのに数10センチ穴位置をかえただけでアタリがないときがある。湖底には図のように岩石や切り株があって本当の底でない場合もある。

●その2● 1本の竿で集中
一般的な数釣りのための発想として、「竿を何本も出せば…」と考えがちだが、入れ掛かりになった場合、どちらもうまく対処することができなく、その結果バラシが多くなり、いずれ警戒心を与えて群れを散らすことになってしまう。
つまり、「一兎を追う者は一兎をも得ず」のごとくで、竿は1本で集中し、常に手持ちにすることだ。
1本で集中した方が結果として無難である。
●その3● 誘いをかける
食いがよい時は放っておいても釣れるものだが、誘いをかければ更に数が釣れる、食いの悪い時には絶大な効果を発揮する。
誘いのパターンには次のようなものがあり、それぞれ説明する。
冬のワカサギ釣りはテントの中なので、みんながどうやって釣っているか分からない。氷上の釣りが始まる前に屋形船で釣っている人の技術を盗む。タナを合わせて真似すれば何とかなるものです。
以上だが、2〜3回誘いをかけて10〜20秒待つ動作を5、6回繰り返す基本に、リズムを変えたり、誘いの間隔を変えたり、それぞれの誘い方を組み合わせることによって、何通りもの誘いのパターンができる。
まずは、その状況に応じた誘いのパターンをいち早く見つけ出すことが肝心である。
考え方として、細かな誘いやゆっくりとした誘いは『食わせる誘い』、大きな誘いや早い誘いは『寄せる誘い』といえる。
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●その4● どんなアタリも逃すべからず
ズバリ、アタリを逃すということは、バラしたことと同じであり、結局は群れを散らすことにつながる。
アタリのパターンは、止まったり食い上げたり、また揺れたりと、千差万別である。
いえることは、誘いを掛けている時には、その誘い自体の動きと少しでも違うパターンの動きをした時がアタリであり、止めて待っている時は、少しでも動いたなら、それがアタリである。
とにかくアタリのパターンを把握することだ。 ワカサギは神経質な魚で、エサを口にしても違和感を感じるとパッと離す癖がある。
つまり微妙なアタリとは、その最初に食わえた時の一瞬のアタリなので、吐き出す前に、それこそコンマ何秒かの瞬時の素早いアワセが要求される。
ちなみに明確なアタリとは、完全にハリ掛かりした時のものである。 ただし、アタリを逃さないということは、微かなアタリもとれる優れた竿を使うことが前提となるが……。
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昼間は、水深3メータくらいまで、夜間は1メータまでタナをあげてみる。1時間やってもアタリがない場合は、、穴を変えてみる。ワカサギは、比較的小さな区域を回遊しているようで、全然釣れなくても急に釣れだすこともあるのだ。
穂先がわずかに上下した、その次に穂先が下がる瞬間に軽く手首のスナップを利かせて20p持ち上げアワせる。
ワカサギのかすかな重さを感じるはずだ。「ほんの少しの重さ」を感じるためにはエサをつけた仕掛けを軽くシャクり上げ、重さを覚えておくことが重要となってくる。
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●その5● 1尾ずつ確実に釣る
文章中、何度も出てくるように、まずは1尾1尾を丁寧に、かつ確実に釣ることが肝心である。
ワカサギは唇が軟らかく、一気に数を稼ごうと思っても、1回、2回、3回と、アタリがあってアワせる度に、前に掛かったワカサギに負担がかかり結局最初の獲物はバレてしまうことになる。
かといって、向こうアワセで掛けていったとしても、前に掛かったワカサギが自ら暴れて、唇が切れ、結局はバラすことになり、思った程の数は上がらない。
例えばは、もしも6本バリのうち2尾バレて4尾釣れたとしても、その2尾のバラシは大きく、あとあとの釣りに大きなダメージを与えることになる。
『一度にズラリと・・・・』なんていう欲を捨て、1尾1尾を確実に手返しよく釣っていくことで、結果として周辺の釣り人とは大差がつくことになる。
つまり、まさしく「チリも積もれは山となる」なのである。
●その6● バラスべからず
バラシは禁物である。 ワカサギのように群れで行動する魚は、習性として、1尾をバラすと周りが警戒心を抱いて、エサを食わなくなるか、あるいは散ってその場から離れてしまう。
確実に掛けるためには、アワセ方も重要となるが、使う竿の調子によってアワセ方を変える必要がある。
硬調子の竿ならば、素早く手首を返すアワセで充分だが、軟調子の竿は前者のように手首を返しても、その動きが鞍らかい穂先に吸収されてアワセが遅れてしまう。
そこで、アタリがあったならは、スーッと後ろに引くような感じでアワせるとよい。
動作は違っても両者共に、糸を素早く引いて、素早くハリ掛かりさせるという目的は同じである。
アワせる時だけでなく、取り込み時も要注意だ。 というのも手でたぐる場合、一般的には段引きの状態で引き上げることになるが、この段引きを繰り返すことで、その都度ワカサギの口に衝撃があることになる。
何度も段引きされることで、いずれ唇が身切れしてバラすことになってしまう。
なるべく段引き状態にならないよう意識して、一定の速度でスムーズに引き上げるよう心掛けたい。
●その7● 当たりバりのエサをこまめに交換する
エサの交換についてだが、ハリ数のある仕掛けとなると、その都度全部のエサを交換するのは面倒なもの。
まして釣れている最中に、全部のエサを交換していては、時間のロスにもなるし、群れを散らしてしまうことにもなる。
釣れる時のタナはだいたい底近くであり、また当たりバリも底近くのハリと決まっているもの。
すなわち、上方のハリはほとんど手付かずの状態であり、考え方としても上方のハリはあくまでも誘いのためのハリ、アピールするためのハリである。
従って、上方のハリはエサがふやけたりした時に替える程度でかまわず、要は当たりバリである下バリのエサをこまめに、常に新鮮なものに取り替えることが数釣りのコツだ。
●その8● 手返しよく釣る
取り込みやエサの交換など一連の動作でモタモタしていれば、しばらくの間当然そのポイントにエサがないことになる。
つまり、せっかく集めた魚や、群れに当たった時などに、それらの魚をまた散らしてしまうことになってしまう。
逆に、その一連の動作を素早く行うことは、常にエサを絶やさないことであり、魚をそこに引き留める効果がある。
どんな釣りでも、手返しよく釣ることが、最終的には数釣りへの近道です。
●番外● 鱗に注意
魚を掴むと鱗が剥がれて手につきます。そのまま目をこすったりすると目に入り結構痛いものです。これをできるだけ抑えるには手を濡らしてからワカサギをつかむのが一番のようです。
・浅くても釣れる
子供や初心者は浅いほうが合わせもラクで手繰るときのトラブルも少なくやり易いです。
・アタリが見えない
穂先の感度がよければ微弱なアタリがより見えると思っていた。でも、結局は誘い方、餌の交換が一番で、竿から手を離していては駄目です。経験を重ねると、穂先に出ない小さいアタリが見えてくるようになります。
・合わせが間に合わない
竿から手を離してアタリを待っていてピクッと穂先が動いて手に持ってもほとんどの場合は手遅れです。これを何度も続ければ、群れは散ってしまいます。誘いの合間の竿を静止させる場合でも、手を離さずにすぐに合わせられるように体勢を整えておきます。
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